新卒でアクセンチュアに入社。
現在はフリーランスでコンサルタントをしつつ、就活生支援をしています。
- アクセンチュアをはじめとする有名企業・外資系企業の内定者など500名以上を支援
- 内定承諾の連絡方法が知りたい
- 先方に失礼のないメールを送りたい
- 電話のかけ方は?
上記のような、就職先を決め、内定承諾する際の連絡方法とマナーが知りたい、という就活生の悩みを解決できる記事になっています!
上記のような内定承諾する際の連絡方法とマナーが知りたい、という就活生の悩みを解決できる記事になっています!
本記事では、
- 内定承諾時にすべきこと
- 内定承諾する前に確認すべきこと
- 内定承諾連絡の方法
- 内定承諾メールの書き方と例文
- 内定承諾電話の会話例
について解説しています。
記事を読むことで、正しい内定承諾の連絡ができるようになり、入社前に印象を良くすることができますよ!
目次
内定承諾時には何をすれば良い?
そもそも内定承諾とは?
内定承諾とは、内定をもらった企業に入社する意思を伝えることです。
内定承諾の連絡を受けて、企業側は入社の準備を始めるとともに、今年度の採用活動を終了するなどの意思決定を行うことになります。
あなたのキャリアにとっても重要ですが、企業側にとっても重要なことので、よく考えて決断するとともに誠実に内定承諾の回答をしましょう。
内定承諾する際の対応内容
内定承諾する際、以下の2点を実施する必要があります。
- メール・電話などで内定承諾の意思を企業側に連絡
- 内定承諾書を企業側に提出
内定承諾の連絡をした後、企業から内定承諾書などの書類が届き、必要事項を記載して返送する必要があります。
内定承諾書の書き方については後述のこちらを確認してください。
内定承諾の対応はいつまでにする?
内定通知メールが来たら、当日中に承諾の意思をメールで伝えましょう。
ただし、業務時間内(9:00〜17:00など)に送ることをおすすめします。
電話がかかってきた場合は、その場で承諾をしましょう。電話に出ることができなかった場合は、すぐにかけ直してくださいね。
また、内定承諾書の提出については、企業側の案内に従いましょう。
企業によりますが、書類を受け取ってから10日前後であることが多いようです。
内定承諾連絡する前に確認すべきことは?
企業側に確認したいことがあれば内定承諾前に確認しておきましょう。
確認したいことを確認した上で、就職して後悔しない会社だと納得した上で内定承諾することをおすすめします。
業務内容や労働条件などの不明点
内定をもらった企業の業務内容について気になることがあれば質問しましょう。
例えば、総合職の業務内容や営業職の勤務地や転勤の頻度などです。
また、勤務時間や給料などの労働条件を口頭ではなく書類で確認したい場合なども、企業側に依頼してみましょう。
内定承諾すると内定辞退がしずらくなるので、内定承諾前に気になることは確認してくださいね。
法的には内定承諾後も内定辞退は可能ですが、企業側に迷惑をかけることになるので、できるだけ避けましょう。
気になることや質問したいことはないか
業務内容や労働条件以外にも確認したいことがあれば、確認しましょう。
例えば、社宅の有無やその家賃などです。
選考中に聞くタイミングが無かった内容などについて質問しましょう。
企業の採用担当者などに聞きにくいことであれば、OB訪問や知り合いの社員に質問して解決しましょう。
内定を獲得したとはいえ、採用担当者などの印象を悪くする可能性のある質問は避けることをおすすめします。
本当にその企業の内定を承諾して良いか
最後に、その企業に就職して自分の思い描く人生を送れるか、他に内定をもらった企業に就職しなくて後悔しないかを自分に問いかけましょう。
特に、内定を複数獲得された方は、内定承諾の連絡をする前に、『内定複数獲得した人必見!新卒入社する会社の失敗しない決め方・手順』を確認するのがおすすめです。
就活期間を通して色々と考えてきたと思いますが、最後にもう一度自分と向き合いましょう。
1人で考えるのが難しい場合は、友達やOB訪問をして相談するのも良い方法です。
無料OB訪問アプリ「マッチャー」にOBとして登録しているので、就職先について相談したい方はこちらからお申し込みください!
このサイトを見たと言ってもらえると、とても嬉しいです!
内定承諾の連絡手段は?
先方から内定連絡が来た際の連絡手段で連絡しましょう。
つまり、先方からメールで連絡が来た場合はメールで承諾し、電話で連絡が来た場合は電話で承諾するのがおすすめです。
電話に出れなかった場合は、電話をかけ直しましょう。
内定承諾メールの書き方
内定承諾をメールでする際の書き方について確認しましょう。
内定通知メールに返信する
企業からの内定通知メールにそのまま返信しましょう。
新規でメールを作成する必要はありません。
件名は変更せずそのままで
内定通知メールに返信する際、件名を変える必要はありません。
メールアプリなどの「返信」ボタンを押して、件名は変えずに本文だけ入力して送信しましょう。
件名の先頭に「Re:」などが自動で追記されますが、問題ありません。
また、先方からのメール本文も消さず、そのまま残した状態で返信しましょう。
選考と内定へのお礼を伝える
内定承諾の意思を伝える前に、選考と内定に対するお礼を伝えましょう。
例えば、「先日の最終選考ではありがとうございました。また、内定のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございます。」といった具合です。
感謝の意を伝えることで担当者からの印象が良くなりますよ。
内定承諾の意思を明確に伝える
内定承諾の意思を明確に伝えましょう。
例えば、「ありがたく内定を承諾いたします。」といった具合です。
あいまいな言葉を使わないようにしましょう。
さらに、入社後の意欲や気持ちなどを伝えるとさらに印象が良くなります。
例えば、「貴社の一員として、貢献・活躍できるよう精進してまいります。」などです。
結びを書く
内定を承諾すると今後も関係が続くことになるので、メールの結びには「引き続きよろしくお願いします」という思いを伝えましょう。
例えば、「今後ともどうぞよろしくお願い致します。」といった具合です。
内定辞退時のように「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。」といった文言でメールを終わらせないようにしましょう。
また、署名も忘れずに記載してくださいね。
内定承諾メールの例文
確認事項がある場合とない場合に分けて、メールの例文を以下に記載しています。
例文を参考にして、内定承諾メールを送りましょう。
確認事項・質問がない場合
件名:
Re:選考結果のご連絡
件名を変更する必要はありません。
本文:
XXX(会社名) XXX部XXX課
XXX様
お世話になっております。
XXX大学XXX学部のXXXです。
先日の最終面接ではありがとうございました。
また、内定のご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
貴社からの内定をありがたくお受けいたします。
入社後は貴社の一員として、活躍・貢献できるよう精進してまいります。
改めて、XXX様をはじめ、選考・採用に関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
-----------
XXX大学XXX学部
XXX(名前)
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX
-----------
確認事項・質問がある場合
件名:
Re:選考結果のご連絡
件名を変更する必要はありません。
本文:
XXX(会社名) XXX部XXX課
XXX様
お世話になっております。
XXX大学XXX学部のXXXです。
先日の最終面接ではありがとうございました。
また、内定のご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
内定承諾を前向きに考えておりますが、以下記載の質問について確認させていただければと思っております。
・入社後の勤務地は東京で間違いないでしょうか。また、転勤は無いという認識で間違いないでしょうか。
お忙しい中大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
-----------
XXX大学XXX学部
XXX(名前)
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX
-----------
内定承諾メールの書き方や状況別のメールの例文を確認したい方は『内定承諾メールの例文まとめ!質問や保留後の返信など状況ごとに解説』を読みましょう。
電話で内定承諾連絡するときの流れ
続いて、内定承諾を電話でする際のやり方について確認しましょう。
まず内定に対するお礼を述べる
内定に対するお礼をまず伝えましょう。
例えば、「内定のご連絡ありがとうございます。」といった具合です。
感謝の意を示して、印象を良くしましょう。
内定承諾する意思を明確に伝える
お礼を伝えた後に「内定をお受けしたい」という自分の意思を明確に伝えましょう。
例えば、「ありがたくお受けさせていただきます。」といった具合です。
確認事項について質問する
内定承諾にあたって確認事項がある場合は、躊躇せずに確認しましょう。
また、内定承諾をした上で確認事項がある際も確認してください。
例えば、今後のスケジュールや入社前にすべき手続きなどです。
先方が電話を切ってから電話を切る
先方が電話を切る前に電話を切るのは失礼です。
そのため、先方が電話を切るのを待ってから電話を切りましょう。
電話で内定承諾連絡するときの会話例
以下の3つのパターンに分けて、会話例を記載しています。
- 企業側から電話がかかってきた場合
- あなたから電話をかける場合
- 内定承諾にあたって確認事項がある場合
①企業側から電話がかかってきた場合
もしもし、株式会社XXXのXXX部XXX課のXXXですが、XXXさんのお電話で間違いないでしょうか?
はい、そうです。いつもお世話になっております。
この度はXXXさんに内定のご連絡をさせていただきたく、お電話させていただきました。
ありがとうございます。
御社から内定、非常に嬉しく思います。
ありがたくお受けさせていただきます。
ありがとうございます。承知しました。
それでは入社のご案内などをメールでご連絡しますので、メールの内容に沿って対応いただければと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
承知致しました。
ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
それでは失礼致します。
はい、失礼致します。
②あなたから電話をかける場合
もしもし、株式会社XXXのXXX部XXX課のXXXさんのお電話で間違いないでしょうか?
はい、そうです。
いつもお世話になっております。
先日内定のご連絡をいただきましたXXX大学XXX学部のXXXと申します。
御社からの内定をありがたくお受けさせていただければと思い、お電話させていただきました。
ご連絡ありがとうございます。
XXXさんが内定承諾されるということでとても嬉しく思います。
これからどうぞよろしくお願いします。
つきましては、入社のご案内などをメールでご連絡しますので、メールの内容に沿って対応いただければと思います。
この度は本当にありがとうございます。
承知いたしました。
ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
それでは失礼致します。
はい、失礼致します。
③内定承諾にあたって確認事項がある場合
この度は内定のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございます。
内定承諾を前向きに考えておりますが、1点確認させていただいても良いでしょうか。
はい、大丈夫です。
ありがとうございます。
入社後の勤務地と転勤の有無・頻度について確認させていただければと思っております。
確認事項について承知しました。
別途メールにて回答するようにいたしますね。
そのメール内容を確認後に、あらためて内定承諾の意思について確認させてください。
承知いたしました。
ありがとうございます。
お忙しいところ大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは連絡をお待ちください。
失礼致します。
ありがとうございます。失礼致します。
電話で内定承諾連絡する際のマナー
内定承諾を電話で連絡する際に気をつけることは以下の4つです。
- 電話をかける時間帯に注意する
- 静かな場所で電話をかける
- 電波環境と充電状況に気をつける
- メモを用意する
それぞれの内容について確認していきましょう。
電話をかける時間帯に注意する
平日の業務時間内に電話をかけましょう。
14:00〜17:00の間にかけるのがおすすめです。
理由は以下の2つです。
- 午前中は余裕がなく、電話に出れないことも多い。
- 12:00〜14:00はお昼休憩の可能性が高い。(休憩中には電話をかけないように)
社員の状況にあわせて、電話をかける時間を調整しましょう。
静かな場所で電話をかける
内定承諾という大切な話をするので、静かで人目を気にしなくて良い場所を選びましょう。
カフェや街中などではなく、家や個室の会議室などがおすすめです。
電波環境と充電状況に気をつける
電波環境が悪い場所は避けましょう。
なぜなら、何度も聞き返したり、先方にも聞き返してもらうことになってしまうからです。
例えば、地下から電話をするのはやめましょう。
また、電話をかける前にスマホや携帯の充電の状態を確認することをおすすめします。
電話中に充電が切れてしまうと失礼ですし、充電できるまでしばらく電話できなくなってしまうので。
メモを用意する
内定承諾した後に、今後のスケジュールなどを伝えられる可能性があるので、メモできる状態にしておくことをおすすめします。
メールで別途連絡してくれる可能性が高いですが、念のために準備しておきましょう。
内定承諾書の提出方法
内定承諾時にすべきこととして、内定承諾連絡以外に内定承諾書の提出があります。
内定承諾書の書き方や送付方法を確認しましょう。
そもそも内定承諾書とは?
内定承諾書は企業から内定通知書とともに送付されてくる書類で、入社する意思があるかを確認する役割があります。
内定承諾書には法的な拘束力はありません。
しかし、送付すると労働契約が成立したとみなされます。
そのため、複数の企業から内定を獲得したのであれば、全ての企業に内定承諾書を送付するのではなく、就職すると決めた1社に絞ってから送付しましょう。
いつまでに送付すべき?
入社の意思があるのであれば、すぐに送付しましょう。
提出期限が記載されている場合は、必ず期日までに先方に届くように送付してください。
期日にどうしても間に合わない理由がある場合に限り、期限延長のお願いをしましょう。
連絡せずに期日が過ぎてしまうと印象が非常に悪くなるので、絶対に避けてください。
内定承諾書の書き方
内定承諾書に署名・捺印をしましょう。
また、添え状も忘れず作成してください。
添え状とは送付内容を書き添える文書です。
ビジネスマナーを知らない人だと入社前に悪い印象を与えないためにも、必ず添え状を同封しましょう。
内定承諾書の送付方法や添え状の具体的な書き方については、『内定承諾書の書き方・送り方まとめ!添え状や封筒のひな型付【新卒】』を読むのがおすすめです。
内定承諾連絡についてよくある質問
①内定承諾メールを送りましたが、返信がありません。どうすれば良いでしょうか。
以下の4つを順番に対応しましょう。
- メールアドレスに間違いがないか確認する
- 内定承諾の返事の期限まで待つ
- 同じく内定を承諾した知り合いに確認する
- 直接企業に電話やメールで問い合わせる
②内定承諾メールに返信がありました。返信すべきでしょうか。
返信の必要はありません。
先方からの確認事項やあなたから確認したいことがある場合は返信をしましょう。
③内定承諾を電話で連絡した場合、メールでも内定承諾の意思を伝えるべきでしょうか。
メールを送る必要はありません。
先方からメールを求められた場合はメールを送りましょう。
④就職エージェントを通して内定通知が来ました。内定承諾の連絡はどのようにすれば良いでしょうか。
エージェントに内定承諾の意思を伝えましょう。
連絡方法はメールでも電話でも良いので、内定承諾の意思をエージェントにできるだけ早く伝えてください。
エージェントに早く連絡することで内定先企業にも早く内定承諾の意思が伝わり、印象が良くなりますよ。
⑤内定承諾を保留したいのですが、どう連絡すれば良いでしょうか。
『内定保留の連絡方法まとめ!メール・電話での伝え方と例文を徹底解説』を読んで、解答を保留したいときの連絡方法を確認しましょう。
就職先に迷っていることなどを理由に、内定保留や回答期限延長のお願いをするのは悪いことではありません。
誠実かつ真摯にお願いしましょう。
⑥内定を辞退したいのですが、どう連絡すれば良いでしょうか。
『内定辞退の連絡方法は?理由やメールの返信例文など解説(新卒向け)』を参考に、内定辞退の連絡をしてください。
これまでの感謝と辞退に対するお詫びの気持ちを忘れずに伝えましょう。
まとめ:良い印象を与える内定承諾連絡をしましょう
今回紹介した内定承諾連絡の方法を参考に、印象の良い内定承諾連絡をしましょう。
内定承諾することで、会社との長い付き合いがスタートします。
内定承諾時に印象を悪くしてしまうと入社後に影響を及ぼす可能性があるので気をつけてくださいね。
内定承諾メールを送ったら、内定承諾書の書き方・送り方についてまとめた、『内定承諾書の書き方・送り方まとめ!添え状や封筒のひな型付【新卒】』を確認しましょう。
就活のサポートを求めている後輩がいる、私と話してみたいなど含め、ご意見・ご感想ございましたら、問い合わせページよりお気軽にご連絡ください。
皆様からのメールお待ちしております!