就活全体像

【就活の流れ・全体像】就活準備から選考対策まで進め方を徹底解説!

サイト運営者 木村

新卒でアクセンチュアに入社。

現在はフリーランスでコンサルタントをしつつ、就活生支援サービスを運営しています。

  • アクセンチュアをはじめとする有名企業・外資系企業の内定者など500名以上を支援

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就活生
  • 就活の流れ、全体像が分からない
  • 一般的な選考内容を知りたい
  • 何をすれば内定を勝ち取れるのか知りたい

上記のような、就活生の悩みを解決できる記事になっています。

本記事では、

  • 就活の流れ・スケジュール概要
  • 就活の全体像
  • 就活の準備・選考対策内容

について解説しています。

記事を読むことで就活の全体像がクリアになり、志望企業からの内定獲得率を上げることが可能です!

就活の流れ

就活スケジュールの概要

就活スケジュールの概要は上記の通りです。

もう少し具体的に記載したものが以下となります。

大学3年4月-6月:サマーインターンシップのエントリー開始
大学3年7月-9月:サマーインターンシップの選考と実施
大学3年10月-12月:オータムインターンシップの選考と実施、企業によって本選考や内々定者も出始める
大学3年12月-2月:ウィンターインターンシップの選考と実施
大学3年3月-:経団連加盟の日系企業の会社説明会開始
大学4年4月-:本選考開始
大学4年6月-:順次内々定
大学4年-9月:内定承諾
大学4年10月:内定式

大学3年の4月が就活開始時期であり、このタイミングで就活を意識しはじめるのが理想です。

難しいことは考えなくて良いので、将来どうなりたいのか、志望業界や企業、職種をなんとなく考えるところからスタートしましょう。

企業の種類によって、就活スケジュールが異なるので、以下で詳しく説明します。

1.外資系企業

外資系企業とは、海外企業の100%子会社や日本法人のことで、例としては以下の通りです。

  • Amazon
  • Apple
  • Accenture
  • P&G
  • Goldman Sachs

外資系企業は、以下のようなスケジュールで新卒採用選考を行っています。

大学3年6月-:インターンシップ選考開始
大学3年9月-:本選考開始、順次内々定
大学4年-9月:内定承諾
大学4年10月:内定式

外資系企業は選考時期が早いため、就活開始時にはすでに選考が終わっていたということにならないように注意しましょう。

2.経団連加盟の日系企業

経団連加盟の日系企業の例としては、以下のような企業です。

  • トヨタ自動車
  • 三菱UFJ銀行
  • 住友商事
  • ソニーグループ
  • サントリーホールディングス

経団連加盟の日系企業は、以下のようなスケジュールで新卒採用選考を行っています。

大学3年6月-:インターンシップ選考開始
大学3年3月-:会社説明会開始
大学4年4月-:本選考開始(エントリーシート受付開始)
大学4年6月-:1次面接等の選考開始、順次内々定
大学4年-9月:内定承諾
大学4年10月:内定式

経団連加盟の全企業が、上記のスケジュールに沿って新卒採用選考を行っているわけではないことに注意しましょう。

3.経団連非加盟の日系企業

経団連非加盟の日系企業の例としては、以下のような企業です。

  • 楽天
  • サイバーエージェント
  • LINE
  • freee
  • マネーフォワード

経団連非加盟の日系企業は、以下のようなスケジュールで新卒採用選考を行っています。

大学3年6月-:インターンシップ選考開始
大学3年2月-:本選考開始
大学4年4月-:順次内々定
大学4年-9月:内定承諾
大学4年10月:内定式

経団連加盟企業と比較して、早い時期に本選考を開始する点に注意しましょう。

サイト運営者 木村

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就活の全体像

就活の全体像(準備・インターンシップ・本選考対策)

就活の全体像は上記の表の通りです。

それぞれの内容を順に確認していきましょう。

1.自己分析

自己分析について、以下の4つに分けて解説しています。

  • 自己分析とは?
  • 自己分析をする理由・目的
  • 自己分析の方法
  • 自己分析はどれくらいやれば良い?

1-1. 自己分析とは?

自己分析とは、①これまでの経験を振り返って整理し自分の特徴(強みや弱み)を深く理解することと②将来どうなりたいかを考えてまとめておくことです。

つまり、自己分析は過去を振り返る作業と未来を考える作業の2つから成り立っています。

1-2. 自己分析をする理由・目的

では、就活においてなぜ自己分析をする必要があるのでしょうか。

理由・目的は、2つあります。

  • 自分の将来のため:自分がどうなりたいのかを本音で考え、整理するため。
  • 就活で内定を勝ち取るため:企業にあなたの特徴や経験をアピールするため。

就活でよく問われる質問は、志望動機と強みとガクチカ(学生時代に頑張ったこと)とキャリアプランです。

これらの質問に答えるために自己分析が必要になります。

1-3. 自己分析の方法

それでは、自己分析はどのようにすれば良いのでしょうか。

以下の5ステップで行いましょう。

  • 学生時代に経験したことを書き出す(年表を作るのも良い方法です。)
  • 具体的にどう行動したか
  • 学生時代の経験に対して「なぜ」を5回繰り返して深掘りする(なぜその経験や選択をしたのか?等)
  • その経験で学んだことは何か
  • その経験をどうやって仕事に活かしていくのか

1-4. 自己分析はどれくらいやれば良い?

自己分析に終わりはありません。

なので、少しずつ楽しみながら深めていきましょう。

自己分析だけ集中してやるというより、業界・企業・職種研究やその他の選考対策と並行してやることで、自己分析の内容に深みが出るのでおすすめです。

まずは、あなたの①強み②弱み③ガクチカ④キャリアプランを述べることができるようになることを目標に自己分析をしましょう。

2.業界・企業・職種研究

業界・企業・職種研究について、以下の3つに分けて解説しています。

  • 業界・企業・職種研究とは?
  • 業界・企業・職種研究をする理由・目的
  • 業界・企業・職種研究の方法

2-1. 業界・企業・職種研究とは?

まずは、業界・企業・職種研究が一体何なのか確認しましょう。

  • 業界研究:各業界の種類や特徴を調べること
  • 企業研究:企業の事業内容や雰囲気を調べること
  • 職種研究:職種に求められるスキル、キャリアパスを調べること

2-2. 業界・企業・職種研究をする理由・目的

続いて、業界・企業・職種研究をする理由と目的を明確にしておきましょう。

  • 世の中にどのような業界・企業・職種があるのかを把握するため
  • 自分が本当に働きたいと思える業界・企業・職種が何なのかを確認するため
  • 志望業界・企業・職種で内定を勝ち取る上で、業界・企業・職種に対する理解が求められるから。

自己分析同様に、自分の将来をより良くするため、かつ内定を勝ち取るために業界・企業・職種研究をする必要があります。

2-3. 業界・企業・職種研究の方法

業界・企業・職種研究はどのように行えば良いのでしょうか。

以下の6つの方法があります。

  • 企業のコーポレートサイトと新卒採用ページの確認
  • 企業オフィシャルのYouTubeやブログの確認
  • OBOG訪問
  • 内定者の先輩に質問する
  • 各種説明会への参加
  • インターンへの参加

>>OBOG訪問のやり方については『OB訪問のやり方まとめ!メリットからメール・質問例まで徹底解説!』を参考にしてください。

闇雲に情報収集するのではなく、内定をもらうために必要な情報、つまり、ESや面接で①志望動機②強み③ガクチカ④キャリアプラン⑤逆質問を述べることができるようになるために必要な情報を把握するという目的意識を持って行いましょう。

自己分析と業界・企業・職種研究と並行して、自分の働きたい業界・企業・職種を少しずつ決めていきましょう。

3.インターンシップ

インターンシップとは、各企業の具体的な仕事内容やグループワークを体験できる機会のことで、実施期間は1日~数カ月までと企業によって異なります。

  • 短期インターンシップ:期間は1日から数日程度で、おもに就活生同士でのグループワークや社員からの講義を受ける。(給与なしが基本)
  • 長期インターンシップ:期間は数カ月単位で、社員と同じように業務を遂行する。(給与ありが基本)

インターンシップに参加するメリットは以下の通りです。

  • 仕事や働くということに対するイメージが明確になる
  • 会社や社員の雰囲気を感じられる
  • 仕事内容や雰囲気から自分に合っているかが分かる
  • 本選考を受ける上で優遇を受けられることがある
  • 長期インターンシップの経験がESや面接でのアピールになることがある

インターンシップに参加するための選考内容とその対策方法については本選考と同じであるため、後述の本選考の内容を確認してください。

4.本選考対策

本選考の内容は、以下の6種類のうちのいずれかであることが多いです。

  • ES(エントリーシート)
  • ウェブテスト・筆記試験
  • GD(グループディスカッション)
  • ケース面接
  • プレゼン面接
  • 人物面接(個人/複数人)

企業や職種によって異なりますが、多くの企業がES→ウェブテスト→面接複数回→内々定という流れになっています。

それぞれの選考内容と対策方法を確認していきましょう。

4-1. ES(エントリーシート)

エントリーシート(ES)とは、就活生が企業に提出する書類(近年はネット上で登録するため紙の書類であることはほぼない)です。

また、エントリーシート選考を通過した際には面接時の参考資料としても利用されます。

エントリーシートの内容は、志望動機やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、強み、その他企業オリジナルの設問であり、文字数は数十字から数百文字であることが多いです。

ESの書き方の基本は以下の5つになります。

  • 設問に答える
  • 基本構成はPREP
  • エピソードが結論の根拠・裏付けになっている
  • 企業側の立場に立ち、企業に欲しいと思われる内容にする
  • 簡潔かつ読み手に分かりやすくする

詳しいエントリーシートの書き方や志望動機やガクチカなどの設問ごとの選考通過率を上げるポイントについては、『エントリーシートの書き方の基本は?よく聞かれる設問の考え方も解説』を確認してください。

4-2. ウェブテスト・筆記試験

ウェブテストとは、オンラインで受験する適性検査のことです。

適性検査には、①能力検査と②性格検査の2種類があります。

能力検査は、算数/国語/英語のようなもので、特殊な知識や専門性は特に必要なく、大学受験を経験した人であれば十分解けるレベルの難易度です。

主要なウェブテスト3種類について、以下にまとめているので確認してください。

  • SPI:テスト内容は「能力検査」(35分)と「性格検査」30分)の大きく2つに分けられ、能力検査では「非言語問題(算数)」と「言語問題(国語)」の2種類の問題が出題される。
  • 玉手箱:テスト内容はSPIに似ており、算数/国語/英語/性格検査ですが、国語だと15分で32問、算数だと9分で50問など少ない時間で多くの問題を解く必要があります。
  • テストセンター(SPI):自分や大学のPCではなく、テストセンターでSPIの試験を受験する形式のテスト。

専門性が求められるAIエンジニアやデータサイエンティストなどの職種においては、コードテスト(プログラミング)を課す企業もあります。

ウェブテストの対策方法は以下の通りです。

  • 志望していない企業で練習
  • 苦手分野があれば、その分野に絞ってネットに載っている問題や参考書で練習
  • 志望企業のウェブテに臨む

企業によって、企業オリジナルのウェブテストや筆記試験(オフライン)で課す企業もありますが、基本的には算数や国語、パズルのような内容になっています。

ウェブテストの対策方法の詳細については、こちら(※近日公開予定)の記事を確認してください。

一方で、性格検査は就活生の価値観や性格、人間性を確認するもので、数十問ほどの4択の質問を答えていきます。

性格検査に対しては特に対策は必要ありませんが、受ける企業・職種がどのような人材を求めているかを意識しながら回答するのが良いでしょう。

4-3. 面接

就活における面接には、面接に臨む学生の数に応じて以下の2種類に分けられます。

  • 個人面接:学生は1人に対して面接官が1人以上の面接。
  • 集団面接:学生複数人に対して面接官が1人以上の面接。

また、面接の内容の種類は以下の4つです。

  • 人物面接:最もオーソドックスな面接の種類で、自己紹介から志望動機、ガクチカ、キャリアプラン、逆質問などを面接官に質問され、それに対して回答していく形式の面接。集団面接で行われることもあるが個人面接であることが多い。最終面接など選考が進むと個人面接であることがほとんど。
  • GD(グループディスカッション):集団面接の一種で、学生5,6人で「日本酒の売り上げ向上の施策を立案しなさい。」といったお題に対して議論をして結論を導く形式の面接。企業によるが時間は1時間ほどであることが多い。
  • ケース面接:面接官からお題が出され、一定時間(約5分〜10分)考えた後に回答内容を説明し、面接官からの質問に対応する形式の面接。お題の例としては、ある製品の市場規模をフェルミ推定をした後に、その市場を拡大する施策を提案するといったもの等がある。個人面接で行われることが多い。
  • プレゼン面接:事前に出されたお題に対してパワーポイント等で資料を作成し、面接時にその内容を説明する形式で個人面接で行われることがほとんど。主に商品企画やクリエイティブ系の職種などで行われることが多い。

それぞれの形式の面接の対策方法については、以下を確認しましょう。

  • 人物面接の対策方法:こちら(※近日公開予定)の記事
  • GDの対策方法:こちら(※近日公開予定)の記事
  • ケース面接の対策方法:こちら(※近日公開予定)の記事
  • プレゼン面接の対策方法:こちら(※近日公開予定)の記事

コロナの影響で各種面接はオンラインで実施されることがほとんどです。
Wi-FiやPC等のオンライン環境を整えておきましょう。

就活スケジュール、就活の全体像に関するよくある質問

就活はいつ始めるべき?

大学3年になるタイミングで就活を意識し始め、志望業界や企業を選定しましょう。

6月からはサマーインターンシップ選考などにエントリーして、徐々に企業理解や選考のイメージを明確にするのがおすすめです。

就活する上で最低限準備しておくべきものは?

以下記載の物を準備しましょう。

  • リクルートスーツ(ネクタイ、ワイシャツ等含め)
  • 革靴/パンプス
  • 就活用カバン
  • 照明写真

就活用メールアカウント(Gmailでアカウント作成。就活で用いるのに適切なアドレスにしましょう。)

就活のスケジュール管理におすすめのツールは?

アプリではGoogleカレンダーがおすすめです。

また、アプリのみならず手帳に予定を記載していくの方法もおすすめです。

行きたい会社ややりたいことがないのですが、どうしたら良いですか?

ますは消去法で考えましょう。

全く行きたくない、興味がない業界・企業・職種を選択肢から除いて、残った業界・企業・職種から少しでも興味あるものを志望するのがおすすめです。

あるいは、コンサル業界/コンサルタントのような色々な経験ができる企業や職種を選ぶという考え方もあります。

それでも志望する企業がないのであれば、ネームバリューや年収、雰囲気、勤務地などで決めるというのも決して悪い方法ではありません。

複数オファーを獲得したのですが、就職先に迷っています

失敗しない就職先の決め方については『内定複数獲得した人必見!新卒入社する会社の失敗しない決め方・手順』で解説しているので、参考にしてみてください。

内定辞退、承諾、保留の連絡方法が分からない

メールの場合は『内定通知メールへの返信方法を解説!承諾・保留・辞退時の例文も紹介』を参考に、電話の場合は『内定通知電話への対応方法を解説!承諾・保留・辞退時の会話例も紹介』を参考にしてみてください。

まとめ:選考スケジュール、就活の全体像を把握して、志望企業から内定を勝ち取ろう!

今回は、就活の全体像・スケジュールについて解説しました。

新卒採用は年々、早期化しています。

今回の内容をもとに、早めにかつ計画的に選考の準備・対策を進めて、志望企業から内定を勝ち取りましょう!

  • この記事を書いた人

木村 亘佑(こうすけ)

『第一志望をカチトルための就活戦略』をテーマに本サイトで情報発信しています。 【経歴】上智大学 ▸ アクセンチュア▸ フリーランスコンサルタント/就活生支援サービス運営。 アクセンチュアをはじめとする外資系企業の内定者など500名以上を支援しています。 noteでも総コン(アクセンチュアやBIG4等)の選考対策記事を公開中! https://note.com/kanauba/

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