新卒でアクセンチュアに入社。
現在はフリーランスでコンサルタントをしつつ、就活生支援をしています。
- アクセンチュアをはじめとする有名企業・外資系企業の内定者など500名以上を支援
- 内定もらった後にすべきことが知りたい!
- 内定から入社までのスケジュールは?
上記のような、内定をもらった後の対応内容とスケジュールが知りたいという就活生の悩みを解決できる記事になっています。
本記事では、
- 内定から入社までの流れ
- 内定もらった後にすること7個
- 承諾/辞退/保留時のメール・電話での対応方法と例文
について解説しています。
記事を読むことで、内定をもらった後の流れとすべきことが分かり、漏れなく対応することで気分良く入社日を迎えることができますよ!
目次
内定とは?内々定との違い
内定後の流れとすべきことを確認する前に、内定と内々定の意味の違いを正しく理解しましょう。
まず、内定とは企業が学生に採用の通知を出し、それに対して学生が承諾した状態のことです。
つまり、内定とは企業と就活生の双方の合意を得た、正式な労働契約が成立した状態を指します。
一方で、内々定とは企業が学生に対して採用の通知した状態のことで、それに対して学生がまだ承諾していない状態のことです。
内定は労働契約が成立した状態であり、内々定は労働契約が成立する前の企業から採用のお話がきている状態であると認識しましょう。
内定もらった後の流れ(内定から入社まで)
内定をもらってから入社までの基本的な流れを確認しましょう。
※企業によっては順番や内容が異なることもあるので、企業からの案内を忘れずに確認してください。
1.内定連絡をもらう(要回答)
企業によりますが、最終面接の3日~1週間ほど後に内定の連絡が来ます。
内定の連絡は、電話やメールでされることが多いです。
相手の連絡手段にあわせて、承諾・辞退・保留のいずれかの返答をしましょう。
また、確認・質問事項がある場合は担当者に電話かメールで確認してください。
内定を承諾すると、内定通知書と内定承諾書などが郵送で届きます。
2.内定通知書を受け取る(内定承諾書要返送)
内定承諾の連絡をすると、内定通知書・内定承諾書などの書類一式が郵送されます。
書類には労働条件(業務時間・内容、給与額など)や内定取消になる事由をなどが記載されているので、内容を全て確認し問題ないことを確認しましょう。
内容を確認し問題なければ、内定承諾書を期日までに返送してください。
記載内容について確認したいことがある場合は、内定承諾書を返送する前に担当者に電話で確認しましょう。
3.内定者懇談会に参加する
すべての企業ではありませんが、内定式前の9月頃に内定者懇談会を開催する企業が多いです。
内定者懇談会に参加することで、入社後に同期となる内定者同士の交流を深めたり、現役社員の話を聞いて会社の雰囲気を感じることができます。
参加必須ではない企業が多いですが、入社前に同期と交流する機会は少ないので、参加することをおすすめします。
4.内定式に出席する
内定式は、内定解禁日である10月1日直後に実施されることが一般的です。
内定式では、内定証明書が授与されるとともに、社長や役員からの挨拶を聞いたり、今後のスケジュールなどについての説明がされます。
自分以外の内定者と直接会って話したり、社長の挨拶を聞いたりすることで、入社することをより強く実感できるでしょう。
そのため、できる限り参加することをおすすめします。
最近では、コロナの影響もあり、オンラインで内定式を行う企業も多いです。
5.内定者研修・入社前トレーニングに参加する
内定者研修・入社前トレーニングは、内定式の前後や入社式前に実施されることが多いです。
研修では、業務で使うスキルや知識の講義を受けたり、演習を行います。
例えば、パワーポイントやエクセル、ワードの使い方などです。
研修を面倒だと思う学生も多いかもしれませんが、お昼休憩や夜に内定者同士で一緒にご飯を食べたりと楽しく交流を深めることもできるので、ぜひ参加してください。
6.入社式に出席する
入社式は4月1日に実施されます。(※4月1日が土日の場合は、翌月曜日に実施)
入社式の内容として、以下のような内容を実施することが多いです。
- 社長挨拶
- 入社辞令授与(※新入社員が多い会社は、入社式出席時に渡されたり、机の上に置いてあることも)
- 新入社員研修など今後についてのガイダンス・オリエンテーション
- 懇親会
入社式を迎えると、いよいよ社会人生活のスタートとなります。
仕事を頑張りつつ、プライベートも楽しく充実した日々にしていきましょう。
内定もらった後にすること7個
内定をもらったら入社まで何もしなくて良いわけではありません。
入社までにすべきことを確認して、入社前に社員に迷惑をかけて印象を悪くすることを防ぎましょう。
内定をもらい入社までにすべきことは、以下の7個です。
- 内定連絡に承諾・辞退・保留の返事をする
- 労働条件や待遇などの最終確認をする
- 内定承諾書・添え状を返送する
- 就活でお世話になった人にお礼の連絡をする
- 入社前手続きや書類提出を実施する
- 入社準備(引越や必要品の購入)を行う
- 経験を活かして就活生のサポートをする
それぞれの内容について確認していきましょう。
①内定連絡に承諾・辞退・保留の返事をする
内定通知連絡が来たら、承諾・辞退・保留のいずれかの意思をできるだけ早く伝える必要があります。
メールで内定通知された場合は、その日のうちに返信してください。
迷っている場合も、メールを受け取り返信期限日までに回答する旨をすぐに伝えましょう。
また、内定通知電話に出れなかった場合はすぐに折り返し電話をしてください。
電話またはメールで内定承諾/辞退/保留する際の具体的な方法と例文については、後述の『内定通知連絡への返事方法』を確認しましょう。
内定を複数獲得して就職先に迷っている方は、『内定複数獲得した人必見!新卒入社する会社の失敗しない決め方・手順』を参考にベストな就職先を選択してください。
②労働条件や待遇などの最終確認をする
内定を承諾し内定通知書などの書類一式が届いたらすぐに、全ての内容を細かく確認しましょう。
特に労働条件や労働環境、待遇についての認識が間違っていないか確認してください。
記載内容の理解できない部分については、両親に聞いてみるのもおすすめです。
確認した上で気になる部分や疑問点があれば、担当者に電話で確認しましょう。
疑問点や気になる点を解消しないと、入社まで不安な気持ちで過ごすことになるとともに、入社後に会社への不満になってしまう可能性が高いです。
記載内容があまりにも認識と違った場合は、内定辞退して他の企業の内定を承諾することも視野に入れましょう。
③内定承諾書・添え状を返送する
内定通知書や内定承諾書などの書類一式の内容を確認し問題なければ、内定承諾書に署名・捺印をしてください。
内定承諾書を送付する際、添え状を同封するのがマナーです。
できるだけ早く確認・準備して、提出期限日までに必ず到着するように送りましょう。
具体的な内定承諾書・添え状の書き方と送り方については『内定承諾書の書き方・送り方まとめ!添え状や封筒のひな型付【新卒】』を参考にしてください。
内定を辞退する際は、内定承諾書は返送せず、電話で辞退の旨を伝えましょう。
④就活でお世話になった人にお礼の連絡をする
就活中にお世話になった方に内定の報告とお礼のメールをしましょう。
例えば、OB訪問を受け入れてくれたOB・OGなどです。
内定先やその後の就活状況について気になっており、内定報告をされると嬉しくなる人が多いです。
私もよく内定報告の連絡を受けるのですが、私事のように嬉しくなります。
就活終了後も良好な関係を継続することができるので、就活中にお世話になった方に連絡することをおすすめします。
⑤入社前手続きや書類提出を実施する
内定後に会社に提出を求められる書類がいくつかあります。
提出書類の代表例は以下の11個です。
- 卒業証明書
- 雇用契約書
- 雇用保険被保険者証
- マイナンバーカード
- 住民票
- 国民年金手帳
- 扶養控除等申告書
- 通勤手当・住宅手当などの申請書
- 源泉徴収票
- 通帳のコピー
- 健康診断書
提出書類は企業によって異なるので、内定企業からの案内に沿って期限日までに提出しましょう。
役所や大学に発行してもらう必要がある書類も多いので、早めに準備することをおすすめします。
郵送するときは添え状を同封し、切手代も問題ないことを確認してから送付してください。
⑥入社準備(引越や必要品の購入)を行う
▪引越
引越が必要となる場合、入社日の1週間から2週間前、つまり3月中旬までには済ませましょう。
色々とトラブルが生じた場合も対応する余裕がありますし、働き始める前に新しい環境に慣れておいた方が良いです。
会社によっては引越費用を負担してくれることもあるので、領収書をもらっておくことをおすすめします。
▪入社前に準備しておきたいもの7個
入社前に準備しておきたいものは、以下の7個です。
- スーツ:2着以上
- ワイシャツ:5枚以上
- ネクタイ:3本以上
- 仕事用の靴
- 腕時計
- 名刺入れ
- カバン
- 手帳、文房具
スーツや時計、カバンなど見た目に関するものは、会社によって適切なデザインが異なるので、入社前に先輩社員の身だしなみを確認しておきましょう。
⑦経験を活かして就活生のサポートをする
ご自身の就活の経験を活かして、就活生のサポートをしましょう。
就活生のサポートをするメリットとしては、自分とは違った様々な背景を持つ学生と話すことができ、自分の視野と人間関係が広がります。
サポート内容の例としては、志望業界選び、ES添削、面接対策、内定後の企業選びなどがあります。
自分がOB・OGに助けてもらったように、困っている就活生の相談にのってあげてください。
就活生のサポートに興味があるという方は、問い合わせページよりお気軽にご連絡いただければと思います。
内定通知連絡への返事方法(承諾/辞退/保留)
電話とメールで内定通知を受けた際の、承諾・辞退・保留それぞれの受け答えの方法を確認しましょう。
会話例・メール例文も記載しているので、参考にしてください。
承諾時
内定承諾時の電話の流れは、以下の通りです。
- 内定のお礼を述べる
- 内定承諾の意思を伝える
- 入社意欲を簡潔に述べる
- 今後の予定を確認する
内定を承諾する際、内定承諾の意思を明確に伝えるとともに、内定への感謝の気持ちを述べましょう。
また、入社後の意欲や抱負を簡潔に述べてください。
なぜなら、担当者からの印象が良くなるとともに、あなたに内定通知を出して良かったと安心させることができるからです。
例えば、「今後は貴社の一員として、少しでも早く活躍できるよう精進してまいります。」といった具合に伝えましょう。
今後の流れについての説明がされなかった場合や入社までの流れが気になる方は、担当者に確認するのがおすすめです。
電話での会話例
電話で内定承諾する際の会話例は以下の通りです。
株式会社XXXのXXX部XXX課のXXXですが、XXXさんのお電話で間違いないでしょうか?
はい、そうです。いつもお世話になっております。
この度はXXXさんに内定のご連絡をさせていただきたく、お電話させていただきました。
ありがとうございます。
御社からの内定、非常に嬉しく思います。
ありがたくお受けさせていただきます。
ありがとうございます。承知しました。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今後は貴社の一員として、少しでも早く活躍できるよう精進してまいります。
1点確認させていただきだいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか。
はい、大丈夫です。
ありがとうございます。
入社までに必要な手続きと入社までのスケジュールを教えていただけますでしょうか。
内定通知書を郵送しますので、届きましたら内定承諾書を返送ください。
内定承諾書返送の期限やその他の入社手続き・スケジュールにつきましては、内定通知書郵送時にあわせて送付いたしますので、そちらの内容を確認いただければと思います。
承知いたしました。
ありがとうございます。
他に無ければ、これで失礼いたします。
引き続きよろしくお願いします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
改めまして、内定のご連絡ありがとうございました。
失礼いたします。
メール例文
会社側に確認・質問したいことがある場合は、内定承諾の意思を伝える前に確認しましょう。
確認・質問事項がない場合とある場合の2つに分けて記載しているので、状況にあわせて参考にしてください。
▪確認・質問事項がない場合の例文
件名:
Re:選考結果のご連絡
返信時に件名を変更する必要はありません。
本文:
XXX(会社名) XXX部XXX課
XXX様
お世話になっております。
XXX大学XXX学部のXXXです。
先日の最終面接ではありがとうございました。
また、内定のご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
貴社からの内定をありがたくお受けいたします。
入社後は貴社の一員として、活躍・貢献できるよう精進してまいります。
改めて、XXX様をはじめ、選考・採用に関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
-----------
XXX大学XXX学部
XXX(名前)
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX
-----------
▪確認・質問事項がある場合の例文
件名:
Re:選考結果のご連絡
返信時に件名を変更する必要はありません。
本文:
XXX(会社名) XXX部XXX課
XXX様
お世話になっております。
XXX大学XXX学部のXXXです。
先日の最終面接ではありがとうございました。
また、内定のご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
内定承諾を前向きに考えておりますが、以下記載の質問について確認させていただければと思っております。
・入社後の勤務地は東京で間違いないでしょうか。また、転勤は無いという認識で間違いないでしょうか。
お忙しい中大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
-----------
XXX大学XXX学部
XXX(名前)
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX
-----------
辞退時
内定承諾時の電話の流れは、以下の通りです。
- 内定のお礼を述べる
- 内定辞退の意思・理由を伝える
- お詫びを述べる
内定を辞退する場合も、まずは内定を頂いたことに対して感謝の気持ちを伝えてください。
そして、内定辞退の意思と理由を簡潔に伝えるとともに、辞退することとなってしまったお詫びをしましょう。
内定を辞退すると取り消すことができないため、辞退するか迷っている方は回答を保留することをおすすめします。
内定保留時の対応方法については、後述の『保留時の対応方法』を確認しましょう。
電話での会話例
電話で内定辞退する際の会話例は、以下の通りです。
株式会社XXXのXXX部XXX課のXXXですが、XXXさんのお電話で間違いないでしょうか?
はい、そうです。いつもお世話になっております。
この度はXXXさんに内定のご連絡をさせていただきたく、お電話させていただきました。
ありがとうございます。
大変申し上げにくいのですが、御社への入社を辞退させていただければと考えております。
そうですか。それは残念です。
差し支えなければ、辞退の理由を聞いても良いでしょうか?
他業界なのですが御社の他に内定をいただいていた企業があり、そちらの企業への入社を決意いたしました。
ご回答ありがとうございます。
内定辞退について承りました。
ありがとうございます。
選考・採用において貴重なお時間を割いていただきながら、このような形となってしまい誠に申し訳ございません。
いえいえ、気にしなくて大丈夫ですよ。
XXXさんの今後のご活躍を期待しています。
それでは、失礼いたします。
ありがとうございます。
これまで大変お世話になり、誠にありがとうございました。
失礼いたします。
メール例文
内定辞退時のメール例文は、以下の通りです。
件名:
Re:選考結果のご連絡
返信時に件名を変更する必要はありません。
本文:
XXX(会社名) XXX部XXX課
XXX様
お世話になっております。
XXX大学XXX学部のXXXです。
この度は内定のご連絡、誠にありがとうございます。
内定を頂戴したにも関わらず誠に恐縮なのですが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
私の将来やキャリアなどについて改めて考えた結果、他業界の企業への入社を決意した次第です。
お忙しい中、貴重なお時間を割いてくださったにも関わらず、このようなご連絡となってしまい誠に申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。
また、本来であれば貴社へお伺いして直接お詫びするべきところですが、メールでのご連絡になってしまったことをご容赦いただきたくお願い申し上げます。
XXX様をはじめ、選考・採用に関わってくださった皆様には心より感謝しております。
最後になりますが、貴社の益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
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XXX大学XXX学部
XXX(名前)
TEL: XXX-XXXX-XXXX
MAIL: XXXXXX
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保留時
内定保留時の電話の流れは、以下の通りです。
- 内定のお礼を述べる
- 内定保留の意思・理由を述べる
- 回答期限案を伝える
内定保留する場合、明確な保留理由と回答期限案を伝える必要があります。
漠然とした理由だと、企業側としても内定の保留を了解することはできません。
また、回答期限についても、なぜその日まで回答できないのかの理由を尋ねられる可能性があるので、回答期限日がその日である理由を明確に答えられるようにしておきましょう。
電話での会話例
電話で内定を保留する際の会話例は以下の通りです。
株式会社XXXのXXX部XXX課のXXXですが、XXXさんのお電話で間違いないでしょうか?
はい、そうです。いつもお世話になっております。
この度はXXXさんに内定のご連絡をさせていただきたく、お電話させていただきました。
ありがとうございます。
第一志望である御社からの内定、非常に嬉しく思います。
本来であれば、すぐにお返事をすべきところですが、 選考結果がこれから分かる企業がございまして、
その結果を踏まえて、改めてXX月XX日までにお返事させていただきたいと考えております。
大変勝手なお願いで恐縮ではございますが、それまでお待ちいただくことは可能でしょうか。
承知しました。
それではXX月XX日までに電話にてご連絡ください。
承知致しました。
ありがとうございます。
改めてご連絡させていただきます。
よろしくお願いします。
それでは、失礼いたします。
はい、失礼いたします。
メール例文
内定保留時のメール例文は、以下の通りです。
件名:
Re:選考結果のご連絡
返信時に件名を変更する必要はありません。
本文:
XXX(会社名) XXX部XXX課
XXX様
お世話になっております。
XXX大学XXX学部のXXXです。
先日の最終面接ではありがとうございました。
また、内定のご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
御社から内定を頂いた事を大変嬉しく思っており、すぐにでも承諾のお返事をさせて頂きたいのですが、
現在受けている企業の選考が全て終了した後に回答させていただきたいと考えております。
つきましては、大変恐縮ですが、XX月XX日(X)まで回答の猶予を頂くことは可能でしょうか。
こちらの都合で誠に申し訳ありませんが、ご検討のほど何卒よろしくお願い致します。
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XXX大学XXX学部
XXX(名前)
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX
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内定もらった後に内定取消になることもある
内定をもらった後でも内定取消になる可能性があることを認識しておきましょう。
もちろん、内定は労働契約が成立した状態であるため、簡単に取消になることはありません。
しかし、可能性はゼロではなく、内定取消が正当に認められる場合があります。
どのような場合に内定取消になるのかを、内定取消の原因が企業側にある場合と学生側にある場合に分けて確認しておきましょう。
企業側の都合で内定取消になる場合
会社の業績悪化や倒産によって内定取消になることがあります。
大企業や業績が良かった会社でも、内部告発などの大きなショックを与える事件や世界的な経済状況の悪化などにより、急に業績が悪化する可能性はゼロではありません。
企業側の都合による内定取消を防ぐのは難しいですが、企業の業績や将来性を確認することで少しでも内定取消のリスクを減らしましょう。
学生側の都合で内定取消になる場合
学生側の都合で内定取消になるケースの例として、以下の4つがあります。
- 留年などにより大学を卒業できなかった
- 業務が遂行できないほどの大きな病気や怪我をしてしまった
- 経歴詐称、虚偽の記載をした
- 犯罪行為に関わった
内定承諾後も、入社を受け入れることが難しいと判断されると内定取消になります。
せっかく頑張って獲得した内定を、自分のせいで失うという事態にならないように気を付けましょう。
内定もらった後に関するよくある質問
内定承諾後の辞退は可能?
内定承諾書を送付した後も辞退可能です。
内定承諾書は内定承諾する意思を確認するための書類ですが、法的効力はありません。
そのため、内定承諾書提出した後でも入社2週間前までは内定辞退が可能です。
しかし、企業側に迷惑をかけることになるので、入社する意思のない会社の内定は承諾せず、すぐに内定辞退の連絡をしましょう。
入社までの間に業務で使う内容の勉強をすべき?
不要です。
たしかにエクセルやパワーポイント、業務に関連する本を読むべきだと言われることが多いですが、入社後に嫌でも身に付くので心配いりません。
であれば、まとまった時間がとれる学生の間に自分が本当に学びたいことややりたいことをした方が有意義です。
その代わり、入社前研修や新入社員研修は集中して受けて、学んだことをしっかりと体得しましょう。
まとめ:内定後もやるべきことをやって気分良く入社日を迎えましょう
今回は内定もらった後にやるべきことについて紹介しました。
内定をもらったからと安心しきらずに、内定後にやらなければならないことを誠実に対応していきましょう。
やるべきことを早く済まして、残りの大学生活を気分良く満喫して、良いキャリアのスタートを切ってくださいね。
あなたの人生が充実したものになることを心から祈っています。
就活のサポートを求めている後輩がいる、私と話してみたいなど含め、ご意見・ご感想ございましたら、問い合わせページよりお気軽にご連絡ください。
皆様からのご連絡、お待ちしております!