新卒でアクセンチュアに入社。
現在はフリーランスでコンサルタントをしつつ、就活生支援をしています。
- アクセンチュアをはじめとする有名企業・外資系企業の内定者など500名以上を支援
- アクセンチュアの面接選考における逆質問の考え方が知りたい!
- アクセンチュアではどんな逆質問をすると評価される?
- 良い逆質問例と悪い逆質問例が知りたい!
上記のような、アクセンチュアの新卒採用における逆質問の考え方を知りたい、という就活生の悩みを解決できる記事になっています!
記事を書いている私は、アクセンチュアを志望する多くの就活生を支援している、新卒でアクセンチュアに入社した元社員です。
本記事では、
- アクセンチュアの新卒採用選考で逆質問が必要になるタイミング
- アクセンチュアで評価される逆質問のポイント5つ
- 良い逆質問例5個
- 評価を下げる逆質問7個
について解説しています。
記事を読むことで、アクセンチュアの逆質問の考え方が分かるとともに、記事を参考に逆質問の準備をすることで、面接選考の通過率がアップし、内定獲得率が大きくアップしますよ!
本記事を読む前に、アクセンチュアの面接対策をまとめた『アクセンチュア新卒の面接対策の方法とポイントを元社員が徹底解説!』を読むことをおすすめします!
目次
アクセンチュアの新卒面接で逆質問するタイミングはいつ?
アクセンチュアの選考で逆質問するタイミングは、以下の2回です。
- ケース面接の最後(面接官はシニアマネージャー)
- 最終面接の最後(面接官はマネジング・ディレクター)
各面接の準備をする際に、どのような逆質問をするか考えるようにしましょう。
アクセンチュアが新卒面接で逆質問を求める理由は?
アクセンチュアが就活生に逆質問を求める理由には、①質問力と②志望度の高さの確認の2つがあります。
①質問力の高さの確認
コンサルタントにとって、質問力はとても大切です。
なぜなら、クライアントに適切な質問をしながら、現状や課題を明確にすることがコンサルタントの重要な役割の1つだから。
そのため、アクセンチュアの採用面接でも質問力があるか確認しています。
②志望度の高さの確認
逆質問の内容で、就活生がどれだけアクセンチュアのことを調べているかが分かります。
そしてその結果、どれだけアクセンチュアを志望しているかまで分かります。
アクセンチュアの企業分析に時間をかけて、志望度の高さを逆質問でアピールしましょう。
逆質問も評価の対象だという意識を持って、入念に準備をしましょう!
アクセンチュアの新卒面接で評価される逆質問のポイント5つ
アクセンチュアの最終面接の逆質問を考える上で、以下の5つのポイントを意識するようにしましょう。
- 「はい/いいえ」で答えられる逆質問ではなく、面接官の考えを問う逆質問にする
- 面接官に考えさせる逆質問にする
- 役職などを考慮して、その面接官に対してだからこそできる逆質問にする
- 自分の考えを含めた逆質問にする
- 本当に聞きたいことを聞くのではなく、評価されるための逆質問にする
①「はい/いいえ」で答えられる逆質問ではなく、面接官の考えを問う逆質問にする
「はい/いいえ」で答えられる質問、つまりクローズドクエスチョンはおすすめしません。
なぜなら、引き出せる情報量が少なくなり、質問力という観点で評価される可能性が低くなるからです。
例えば、「仕事にやりがいはありますか?」よりも、「どこに仕事のやりがいがありますか?」と聞く方が良いですよ。
面接官の考えや意見を問う質問にしましょう。
②面接官に考えさせる逆質問にする
面接官に対して、答えを考えるのに時間がかかる質問をしましょう。
その理由は、考えさせる時間が長ければ長いほど、良い質問だと思われるからです。
考える時間が長いということは、今までされたことがなく、また答えるのが難しい質問だということですよね。
面接官を唸らせるような質問をしましょう。
③役職などを考慮して、その面接官に対してだからこそできる逆質問にする
ケース面接と最終面接の面接官は、それぞれアクセンチュアのシニアマネージャーとマネジング・ディレクターと呼ばれる職位の方です。
シニアマネージャーは、マネージャー(管理職)を複数年経験された方で、プロジェクトリーダーなどの経験が豊富な方と思ってもらえると良いでしょう。
また、マネジング・ディレクターは、色々な方がいらっしゃいますが、部長や統括責任者のイメージで問題ないと思います。
そのため、ケース面接時の逆質問では、キャリアやプロジェクト経験について聞き、最終面接の逆質問では、社内でトップの方々に対する質問を考えるのがおすすめです。
最初に面接官から自己紹介がされると思うので、その内容を覚えておき、自身の意見や経験をまじえて逆質問するようにしましょう。
④自分の考えを含めた逆質問にする
逆質問する際に、自分の考えを含めるのもおすすめです。
なぜなら、それはあなたにしかできない質問であり、面接官に対して考えていることをアピールできるから。
例えば、「私は学生時代にXXXにてリーダーの経験をしており、チームを成功に導く上でXXXが大切だと思っていますが、XXXさんはアクセンチュアの組織を率いて成功に導く上でどのようなことを意識されていますか」
といった具合です。
あなたの考えを含め、かつ面接官に考えさせる質問を考えましょう。
自分の考えを含める際には、その考え方や価値観がアクセンチュアとずれたものにならないように気をつけましょう。
アクセンチュアにマッチしていないなと思われると評価が下がってしまいます。
⑤本当に聞きたいことを聞くのではなく、評価されるための逆質問にする
面接の逆質問は、聞きたいことを聞く場ではなく、評価対象の場であることを意識しましょう。
本当に聞きたいことや会社の実態は、OB訪問や内定獲得後に聞けば解決できますよね。
あえて、面接の場で聞く必要はありません。
自分の評価に繋がる質問をしましょう。
アクセンチュアの新卒面接でオススメな逆質問例5個
逆質問を考える上でのポイントを押さえた具体例を5つ挙げています。
ご自身で逆質問を考える際の参考にしてみてください。
- 私は貴社でXXXというキャリアプランを考えているのですが、XXXさんはどういう考えで現在のキャリアを構築してきましたでしょうか。
- 長い間アクセンチュアで働かれており、かつアクセンチュアのリーダーであるマネジング・ディレクターとして感じるアクセンチュアの魅力・競合他社にない強みを教えてください。
- これまでたくさんのプロジェクトを経験されてきたかと思いますが、その中で1番大変だったこととそれをどう乗り越えたか、またその経験が今どのように活きているか教えてください。
※ポイント:アクセンチュアのESで問われた内容を面接官に対して質問してみるのも良いと思います。面接官に考えさせる質問になっていると思います。 - 私の目標はXXXであり、アクセンチュアで実現可能な認識ですが、実際に実現可能でしょうか。また、その場合入社前にやっておくべきこととどのようなキャリアパスが考えられるか教えてください。
- 私は大学時代、バスケットボールサークルの代表としてサークルの目標であった大会優勝を果たした経験から、リーダーとしてチームを成功に導く上では自分で全てを決めるのではなく、メンバーの意見をしっかり聞き、議論して全員で結論を導くことが良い結論を導くためにもチームの意欲や団結力を上げるためにも大切だと思うようになりましたが、XXXさんはアクセンチュアの組織を率いて成功に導く上でどのようなことを意識されていますでしょうか。
※ポイント:自身のリーダー経験を踏まえた意見を述べるともに、面接官であるアクセンチュアのリーダーに対してだからこそできる質問になっています。
アクセンチュアの新卒面接で評価を下げる逆質問7種類とNG例
続いて、良くない逆質問がどういうものかについて確認していきましょう。
調べれば分かる質問
ネットで調べればすぐに分かる内容について聞くのはやめましょう。
なぜなら、会社の理解度や志望度、コンサルに必要なリサーチ力までも低いとみなされるからです。
例えば、「アクセンチュアではどんなサービスを提供していますか?」といった質問はNGです。
事前にアクセンチュアについてしっかり調査し、その上で具体的な質問をするようにしましょう。
よくある質問
ネットで逆質問について調べたときに、代表例として出てくるような質問をそのままするのはやめましょう。
面接官からすると「またその質問か」と印象が良くないですし、何も考えていない人だと思われてしまうからです。
ネットに載っている逆質問を参考にするのが悪いわけではありません。
ネットに載っている逆質問を参考に、あなたがその面接官にだからこそできる質問を考えましょう。
面接官のプライベートに関する質問
面接官に対して、休日やお金事情、家族のことなどプライベートなことを聞くのはやめましょう。
休日や平日の勤務終了後の過ごし方を聞くことを逆質問の例として記載しているサイトもありますが、いかなる理由であれ絶対に聞くのはダメです。
あなたも面接官の立場でプライベートなことを聞かれたら、良い思いはしないと思います。
最終面接で聞くことではありませんし、入社後にプライベートな時間は自由に過ごせば良いですよ。
入社後の生活をイメージすることを目的にそのような質問をしたいのであれば、OB訪問の際に理由も添えて丁寧に尋ねるようにしましょう。
給料・福利厚生・残業・有給に関する質問
入社後の待遇に関する質問をするのはやめましょう。
なぜなら、待遇面で会社選びをしようとしていると思われ、かつ、活躍しようという意欲が低いと受け取られる可能性が高いからです。
例えば、「実際の有給休暇消化率はどうでしょうか?」などといった質問をするのはやめましょう。
待遇について気になる気持ちは理解できるので、質問するのであれば選考に関係ないOB訪問などで聞いてみるのがおすすめです。
消極的な質問
消極的な質問をするのはやめましょう。
例えば、「私はこれまでプログラミングなどをしたことがなく、テクノロジーに関する知見がありませんが、貴社でやっていけるでしょうか?」といった質問です。
確かに、本音の部分ではほとんどの学生が入社後のことを想像して不安になると思います。
私もその1人でした。
しかし、最終面接の逆質問で不安な気持ちを面接官に伝えるメリットはありませんし、その消極的な姿勢が評価を下げてしまう可能性が高いです。
なので、積極性を示す逆質問をするようにしましょう。
アクセンチュアに対して抱いているネガティブな部分に対する質問
あなたがアクセンチュアに対してネガティブに思っていることを質問するのはやめましょう。
たとえ、あなたの言っていることが正しかったとしても、ネガティブなことや批判的なことを言われて、良い気分になる人は少ないですよね。
例えば、「以前アクセンチュアが違法残業で書類送検されたことがあったかと思いますが、現在の労働環境について教えてください」といった質問です。
最終面接でネガティブな質問をすることで、質問をしたあなたにネガティブなイメージがつくので、避けましょう。
「質問は特にありません。」はNG
逆質問があるか問われて、「何もありません」と答えるのはやめましょう。
たとえ、逆質問が選考の評価と無関係だったとしても、良い質問ができれば面接官のあなたに対する印象が良くなるのは事実です。
例えば、それまでのやりとりで面接官があなたに内定を出すか迷っている場面を想像してください。
「逆質問はありません」と答えた場合は落とされ、良い質問をした場合は内定を獲得する可能性が高くなると思いませんか?
逆質問を用意して、最後の最後に面接官の印象を良くしましょう。
アクセンチュアの新卒面接の逆質問に関する、よくある質問
①アクセンチュアの新卒面接で逆質問はいくつ用意するべき?
実際の面接では、時間的に1つか2つ質問をするのが適切ですが、準備の段階では5パターンくらい考えておくのがおすすめです。
面接官の自己紹介内容や雰囲気、それまでのやりとりに応じて、考えた逆質問の中から適切なものを選択し、内容を調整して質問しましょう。
②アクセンチュアの新卒面接で逆質問をするときの受け答えのやり方は?
逆質問をして、面接官から回答してもらったら、まずは「ありがとうございます」と感謝を述べましょう。
もし、面接官の回答内容に対して気になる部分やもっと具体的に聞きたいことがあれば、続けて質問するのもありですよ。
聞きたいことが聞けたら、最後に「聞きたいことを聞くことができました。具体的にお答えいただき、ありがとうございました」といった具合に感謝の気持ちをお伝えしましょう。
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このサイトを見たと言ってもらえると、とても嬉しいです!
まとめ:実際にアクセンチュアの逆質問を考えよう!
今回紹介した、アクセンチュアの選考通過率を高める逆質問の準備方法を参考に、実際に逆質問を考えましょう。
逆質問の内容次第で印象を良くすることが可能であるとともに、合否を分けることも多々あります。
良い逆質問をして、ケース面接と最終面接を突破しましょう!
続いて、最終面接の対策方法についてまとめた『アクセンチュア最終面接(新卒)対策方法まとめ!元社員が徹底解説!』を読んでください。
この記事を読んで、アクセンチュアの内定を獲得しましょう!